正式にはフィッシャーシーラント(fissure sealant)とか小窩裂溝填塞(しょうかれっこうてんそく)と言い,虫歯が良く発生する部位の一つである歯の噛み合わせの面の溝(=小窩裂溝,fissuer )に詰め物をして(填塞して,sealant ),この部分を口腔内環境から隔絶し,虫歯の発生を予防したり,またこの部分のごく初期の虫歯の進行を抑制する治療法のことです。虫歯のない歯の場合で,予防の目的では保険がきかないので自費治療となります。しかし,ごく初期の虫歯になっている場合には,初期齲蝕小窩裂溝填塞処置(しょきうしょくしょうかれっこうてんそくしょち)が認められたので,保険で治療が出来ます(平成12年4月から)。原則的には歯は削らずに,歯の表面を酸処理して溝にプラスチックを詰めます。